WAKAフレックスケーブル(SWF-18/30)

  • 背景

    一般フレキケーブルは柔軟性がある一方、シールド性が低く、ノイズの影響を受け易い。また、広帯域まで使用する事が困難で、シールド性が高く広帯域で使用可能なフレキケーブルが求められていました。
  • 課題

    一般フレキケーブルは、低価格で入手可能で柔軟性もあり、機内配線等の場面でも扱い易いケーブルですが、シールド性が低くノイズの影響を受け易く、アンテナ周辺や制御装置等での使用には課題がありました。
    シールド性を高めた2重編組ケーブルもありますが、編組を2重にしている分、ケーブルが硬くなり扱い難くなります。また、一般フレキケーブルは、広帯域で使用する事が困難です。
    セミフレキケーブルは、フレキケーブルに比べ、広帯域でも使用可能でシールド性も高くなるものの、ケーブル構造上、ケーブル自体に硬さを感じてしまいます。
  • 解決

    こうした課題を解決するために、当社はオリジナル設計のフレキケーブル、WAKAフレックスケーブル「SWF-18/30」を開発しました。

     

    ■高周波特性と柔軟性を両立
    編組線の外に銅箔を巻く事により、一般フレキケーブルと比較しシールド性も高く、DC~18GHz迄使用可能なセミフレキケーブルと同等の電気特性を満足しています。
    柔らかく扱い易くフォーミングしても高周波特性に劣化が少く、VSWR1.4以下を実現しました。

     

    ■高いアイソレーション特性
    アイソレーションが良い為、アンテナ基板評価用や、量産製品の内部配線用としても広く採用実績があります。

     

    ケーブル外径1.8mm/3.0mmの2種類をラインナップしており、様々な用途にご使用いただけます。

  • 用途

    アンテナ基板評価用/内部配線用